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能楽5流で「土蜘蛛」共演 19日、五輪見据え画期的「過去、例がない」

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能楽5流で「土蜘蛛」共演 19日、五輪見据え画期的「過去、例がない」

5流合同能について語る野村四郎(左)と観世清和(寺河内美奈撮影) 5流合同能について語る野村四郎(左)と観世清和(寺河内美奈撮影)

 2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、日本能楽会が19日、観世能楽堂(東京都中央区)で5流合同能を行う。通常、能公演は流派ごとの上演だが、今公演では観世、金春、宝生、金剛、喜多の5流の能楽師が「土蜘蛛(つちぐも)」で共演する画期的な内容。観世流シテ方の人間国宝で、日本能楽会の野村四郎会長は「今回のような合同能は過去、例がない」と話す。

 公演は「日本能楽会東京公演」。和泉流と大蔵流の異流狂言「蝸牛(かぎゅう)」に続き、「土蜘蛛」には金春安明や金剛永謹、宝生和英(かずふさ)、観世清和のほか各流派の家元らが出演。地謡(能のコーラス)を喜多流が担う。

 流派により謡や演出も異なるため、「詞章の違いを書き出し、家元同士でどう演じるか話し合った」(清和)という。五輪は能楽を海外発信する好機であるため、流派を超えた活動が必要-という共通認識で、各流派が協力。清和は「5流共演はある意味“新作能”。互いに新鮮で、刺激し合える」と手応えを語る。

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