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【映画深層】現代美術の自由な発想で映画界に新風 「ひかりのたび」の澤田サンダー監督

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【映画深層】
現代美術の自由な発想で映画界に新風 「ひかりのたび」の澤田サンダー監督

映画「ひかりのたび」の1場面 (c)『ひかりのたび』製作委員会 映画「ひかりのたび」の1場面 (c)『ひかりのたび』製作委員会

 「僕は青森出身なのですが、青森出身の作家で有名な太宰治とか寺山修司とかって、地方のあんまりよくない部分をネタにするところがある。憧れというほど2人を知っているわけではないが、そういう地方の呪いを背負った作品を作れるという武器が自分にもあるだろうと思っていた。青森は位置的には極限じゃないが、北海道はカラッとしてさわやかですからね」と澤田監督。ちなみに名前のサンダーは本名ではなく、キャッチーで目立つだろうと自ら命名した。

 全編モノクロにしたのにも、監督ならではの理由がある。使いたくない色が2色あったからだ。

 「緑と赤はどうしても避けたかった。その2色があの作品に入ると、脚本のイメージが崩れてしまう。田舎の風景は映画にとってとても大事なものだが、それってやっぱり緑ですよね。赤も、消防とか信号とか、街の中で存在するものが結構あるんです」

金をせびりにきたヤクザにも対応

 映画監督とともに現代美術家としても注目を集めている澤田監督だが、ここまでの道のりはかなりの紆余(うよ)曲折をたどっている。最初に目指したのはテレビのシナリオライターだった。地元の高校を卒業した後、東京の大学に進学するとともに、シナリオ学校に通うようになる。ちょうど野島伸司脚本の連続ドラマが人気を集めていた時期だ。

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