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【第29回世界文化賞・受賞者の素顔(5)】〈演劇・映像部門〉ミハイル・バリシニコフ氏 繊細な表現 国境を超え魅了

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【第29回世界文化賞・受賞者の素顔(5)】
〈演劇・映像部門〉ミハイル・バリシニコフ氏 繊細な表現 国境を超え魅了

ニューヨーク・マンハッタンにある稽古場で、インタビューに答えるミハイル・バリシニコフ氏 ニューヨーク・マンハッタンにある稽古場で、インタビューに答えるミハイル・バリシニコフ氏

 高松宮殿下記念世界文化賞の第29回受賞者が発表された。それぞれの分野で芸術表現を追求し、文化の発展に貢献してきた5部門の受賞者たちの経歴と業績を紹介する。=敬称略

 ・Mikhail Baryshnikov

 ・1948年1月27日

 ・ラトビア(旧ソ連)・リガ生まれ

 ミーシャの愛称で知られ名実ともに世界を代表するバレエダンサーの一人だ。抜群のリズム感、空中で静止したかにも見える優雅な動き、繊細な感情表現で多くの観客を魅了してきた。

 旧ソ連・ラトビアのリガで、軍人の父と仕立て屋で経理を務めた母との間に生まれた。幼少時は母と劇場でバレエやオペラを鑑賞し、将来は自分も演じ手になりたいと夢見ていた。

 16歳のとき、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の名門校「ワガノワ・バレエ・アカデミー」に入学。名教師、アレクサンドル・プーシキンの薫陶を受け、自分のダンスへの最も厳しい批評家は自分たれ-との教えがモットーとなった。1966年、ブルガリアのバルナ国際バレエ・コンクール(ジュニア部門)で優勝した。卒業後は、旧ソ連を代表するバレエ団の一つ「キーロフ・バレエ」(現マリインスキー・バレエ)に入団。トップダンサーに上り詰めたが74年、26歳のとき公演中のカナダで失踪。冷戦下の米国へ亡命した。

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