産経ニュース

【花形出番です】日米ハーフ 箏に出合い「自分は日本人」と確信 箏曲演奏家・LEO 今野玲央(19)(2)

エンタメ エンタメ

記事詳細

更新

【花形出番です】
日米ハーフ 箏に出合い「自分は日本人」と確信 箏曲演奏家・LEO 今野玲央(19)(2)

箏曲演奏家・LEO 今野玲央さん 箏曲演奏家・LEO 今野玲央さん

 箏と出合ったのは、横浜インターナショナルスクール時代に受けた音楽の授業です。小学4年生は箏が必修という特殊なカリキュラムが続いており、学校に箏が30面以上ありました。音楽のカーティス・パターソン先生にご指導いただきました。この授業がなかったら、今の僕はありません。僕にとって最初の楽器が箏で、その音色に一目ぼれした。放課後、個人レッスンを受けるようになり、部活でも演奏を始めました。

 僕は箏に出合えたことで「自分は日本人だ」と確かめられたと思う。それまではハーフの自分が米国人なのか、日本人なのか、よく分からなかった。家庭では日本語で育ったので、当時は英語もそんなにできなくて、学校ではおとなしい子供でした。

 でも、箏を上手に弾くと周囲が注目してくれる。言葉ではなく音楽を通じ、自分を発信できた。箏が自分のアイデンティティーとなり、演奏で自分が解放される快感を味わいましたね。

 さらに小学5年のとき、3歳上の先輩が弾く現代箏曲にしびれてしまった。ジャズっぽい曲で、「ああいうのが弾きたい」とさらに練習に力が入るようになりました。この時期、自分の楽器も買ってもらい、親があきれるほど、暇さえあれば箏を弾いていました。

 実はその後、ピアノやギターも始めましたが、やはり箏が一番自分を表現しやすい。落ち込んでいるときは音も暗くなるし、楽しいときは弾む。内面が一番正直に出るので面白いし、困った楽器でもあるんです。だから好きですね。(談)

「エンタメ」のランキング