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【ニュースの深層】中国企業が円谷プロに無断で“中華ウルトラマン” 中国国内からさえ「権利侵害だ」

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【ニュースの深層】
中国企業が円谷プロに無断で“中華ウルトラマン” 中国国内からさえ「権利侵害だ」

中国企業が発表した3Dアニメ「奥特曼(ウルトラマン)」のポスター。中国の短文投稿サイト「微博」における同社公式アカウントから 中国企業が発表した3Dアニメ「奥特曼(ウルトラマン)」のポスター。中国の短文投稿サイト「微博」における同社公式アカウントから

 円谷プロは、発表会用に中国企業が作った資料映像の中に、ハワイ州観光局に協力して作ったウルトラマンの映像などが無断で使われていることも指摘している。

 本物のウルトラマンが飛んできて3分以内に解決する、というわけにはいかなそうだ。(文化部 兼松康)

 ●円谷プロダクション 1963年、「円谷特技プロダクション」として設立。創立者は「特撮の神様」と呼ばれた円谷英二氏(1901~70年)。ウルトラマンシリーズのほか、「ジャンボーグA」「怪奇大作戦」「マイティジャック」「ミラーマン」など、数々の特撮作品で知られる。何度か経営母体が変わっており、現在はコンテンツ関連ビジネスや遊技機の企画開発・販売を手掛ける「フィールズ」の連結子会社。

 ●中国とウルトラマン ウルトラマンシリーズは中国でも人気は高い。日本で7月から放送が始まったばかりの最新作「ウルトラマンジード」は、百度(バイドゥ)傘下の動画配信サイト「愛奇芸」、動画配信サイト「テンセントビデオ」、ポータルサイトの「捜狐」など中国大手インターネットサービスを通じて公式に配信され、ほぼリアルタイムで楽しまれている。

 ●海外生まれのウルトラマン マレーシアの「ウルトラマンリブット」は、円谷プロと正式な契約を交わした海外生まれのウルトラマンだ。同国の国民的アニメ「ウーピン&イーピン」にゲスト出演した。

 「嵐」を意味する「リブット」と名付けられ、宇宙の災厄から生命を守るために戦う戦士という設定。さまざまな必殺技の設定なども、正当なウルトラマンらしい。嵐には大自然への敬意という意味が込められている。

 アニメでの登場以降、マレーシアではウルトラマンリブットのショーなども行われており、日本でもマレーシア発ウルトラマンとしてファンに認識されている。

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