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【クリップボード】二宮金次郎と復興…驚きの生涯を映画に 五十嵐匠監督

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二宮金次郎と復興…驚きの生涯を映画に 五十嵐匠監督

復興に懸ける二宮金次郎の生き方を映画にする五十嵐匠監督 復興に懸ける二宮金次郎の生き方を映画にする五十嵐匠監督

 薪を背負って本を読む像で知られる江戸後期の農政家、二宮金次郎(尊徳)の実像を映画にする企画が進行している。手がけるのは「地雷を踏んだらサヨウナラ」「HAZAN」など、実在の人物を描いた作品に定評のある五十嵐匠(しょう)監督(58)。「金次郎の考えは、東日本大震災からの復興が課題の今こそ必要なものだと思う」と映画化の意義を強調する。

 五十嵐監督が金次郎に興味を持ったのは、前作「十字架」の製作で茨城県筑西市を訪れたとき、市の教育長から聞いた話がきっかけだった。「この町を復興させたすごく面白い人物」と聞いて調べたところ、全国600もの村々を立て直したことが分かった。

 「しかもそのやり方が独特で、働かないやつは川に投げ入れるなど、人を試して本気だと感じると、その思いに懸ける。テレビ番組の『プロジェクトX』的に、彼の生き方を映画にできないかと思いました」

 「地上の星-二宮金次郎伝」のタイトルで、金次郎を合田雅吏(まさし)が演じるほか、榎木孝明らが出演。来年の完成を目指して資金を集めている段階だが、小さな積み重ねで大きなことをなすという金次郎の教え、積小為大(せきしょう・いだい)よろしく、金次郎が復興した市町村などに少しずつ協力してもらって製作費を賄うことにしている。

 一般からも広く支援金を募っており、「日本にこんな人がいたんだという驚きが確実にある。ぜひサポートしてもらえたら」と五十嵐監督は呼びかけている。問い合わせは(電)03・6455・5850。(藤井克郎)

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