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【ステージ 芸】憧れの初ジゼル“競演”

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【ステージ 芸】
憧れの初ジゼル“競演”

Kバレエカンパニーの中村祥子(左)と遅沢佑介 Kバレエカンパニーの中村祥子(左)と遅沢佑介

 バレエダンサーが“憧れの役”に挙げることの多い不朽の名作「ジゼル」。身分の差や死に阻まれる愛を表現する力が求められ、演者による解釈や個性の違いが生きる役でもある。6月、ともにジゼル役デビューを果たすのが、Kバレエカンパニーの中村祥子と、新国立劇場バレエ団の木村優里だ。それぞれ相手役の遅沢佑介、渡邊峻郁(たかふみ)とともに話を聞いた。(飯塚友子)

                   

 ■ファンタジーを表現 Kバレエ・中村祥子

 「ジゼルは自由さがある作品。単なる踊りではなく、ファンタジーを表現しないと物語を伝えきれないですね」

 中村はベルリン国立バレエ団など海外の第一線で活躍し、2年前に熊川哲也率いるKバレエに転じた。過去にジゼルの死後の世界(2幕)に登場する精霊の女王を演じ続けてきただけにジゼルの墓参りに来た恋人、アルブレヒトを見守る表現にこだわる。「うちひしがれた恋人の様子に成仏できない。その気持ちを込める」

 アルブレヒト役の遅沢も2幕で、精霊となったジゼルの重力を感じさせない動きを支えながら、恋人を死に至らしめた後悔と向き合う。「彼は本気でジゼルを愛していたから(墓参りは)死にに行ったのだと思う。心身ともしんどい役で、終演後は抜け殻になりますが、中毒性があります」

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