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【鑑賞眼】イケてる!!歌舞伎アイスショー 「氷艶hyoen2017-破沙羅-」

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【鑑賞眼】
イケてる!!歌舞伎アイスショー 「氷艶hyoen2017-破沙羅-」

氷上で仁木弾正(市川染五郎、左)と源義経(高橋大輔)が戦う(c)氷艶hyoen2017-破沙羅- 氷上で仁木弾正(市川染五郎、左)と源義経(高橋大輔)が戦う(c)氷艶hyoen2017-破沙羅-

 史上初、歌舞伎とフィギュアスケートの共演-という驚愕(きょうがく)のアイスショー。市川染五郎が「ディズニー・オン・アイス」に触発され、長年温めていた企画で、今回、主演と演出を担った。実は“怖い物見たさ”で足を運んだのだが、これが想像をはるかに超える一大エンターテインメントショーで、新ジャンルとして「今後もあり」と感じた。戸部和久脚本。

 一般のアイスショーは、各スケーターが持ち時間で個人の技を見せる構成。今作は本物の歌舞伎俳優が入って2時間半、一つの物語を通し、日本発ならではの和の要素と、最新技術を盛り込んだところがキモだ。

 源義経(高橋大輔)を中心とするフィギュアチームが「善」で、仁木(にっき)弾正(染五郎)率いる歌舞伎チームが「悪」として対峙(たいじ)。歌舞伎俳優の演技やせりふ、スケーターの迫力ある回転やジャンプという「ライブ」の魅力をハイテクが彩る。

 例えば義経の滑りに合わせ、リンク全体に広がる桜の映像が割れたり、リンク脇大スクリーンに大写しになった岩長姫(市川笑也)の映像が、一寸法師のような実物の義経をつまみ上げるなど、斬新な演出がふんだん。さらに荒川静香らの宙乗り、「勧進帳」で有名な六方を氷上で行う染五郎の“アイス六方”、笑也の毛振りなど歌舞伎演出も連続。どよめきを誘った。

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