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【ステージ 芸】新派女形・河合雪之丞の「黒蜥蜴」 貴重な“新派の女形”「いい意味での異質さ」生かす

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【ステージ 芸】
新派女形・河合雪之丞の「黒蜥蜴」 貴重な“新派の女形”「いい意味での異質さ」生かす

「出ずっぱりで、舞台に出ていない時は早替わりです」と話す河合雪之丞(佐藤徳昭撮影) 「出ずっぱりで、舞台に出ていない時は早替わりです」と話す河合雪之丞(佐藤徳昭撮影)

 今年、歌舞伎界から新派に転じ、貴重な“新派の女形”となった河合雪之丞(46)。女形ならではの妖しさや存在感を生かし、6月1日から三越劇場(東京都中央区)で、名探偵、明智小五郎(喜多村緑郎)と対決する女賊、黒蜥蜴(くろとかげ)を演じる。奇想天外なトリックを駆使する華麗な対決劇であり、恋愛劇でもある。雪之丞は「やりたかった役」とフル回転の舞台にも笑みがこぼれる。(飯塚友子)

                   

 「黒蜥蜴」は昭和初期、江戸川乱歩の怪奇ロマン小説として誕生。この世の美しい物すべてを手に入れようとする黒蜥蜴と、明智が互いに変装を繰り返し、知恵比べを重ねる物語は過去、映画や舞台の題材になってきた。三島由紀夫脚色版が有名だが、今回は新たな新派版として、斎藤雅文が脚色・演出する。

 「今までとは全く違う娯楽作品で、小学生からお年寄りまで楽しめます。私も和装洋装と早替わりの連続で、立ち回りも満載。明智とタンゴまで踊ります」

 国宝級ダイヤモンドを求め、宝石商の娘(春本由香)を誘拐した黒蜥蜴と、行く手を阻もうとする明智は、いつしかひかれ合う-。

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