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【佐藤しのぶのポコ ア ポコ~ゆっくりいこう~】「産声」は私たちの宝で未来

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【佐藤しのぶのポコ ア ポコ~ゆっくりいこう~】
「産声」は私たちの宝で未来

 5月14日、23年目を迎えた「母の日に贈るコンサート」を終えてふと考えた。

 私たちがこの世に生まれて最初に発する声、それは「産声」だと。それまで胎盤から酸素を得ていた赤ちゃんが、使っていなかった肺を大きく広げて深呼吸し、自発呼吸を始める最初の叫びだ。

 音声学によると、赤ちゃんはどこの国でも振動数440~500ヘルツ、「ラ」の近辺の音を発しながら生まれるともいわれる。もし、それが本当なら「産声」は原始から続く歓喜の歌声のようだ。

 実は、私の娘の「産声」こそ、この「母の日に贈るコンサート」を誕生させたきっかけだった。娘の誕生によって、私は強い衝撃とともに生命の神秘と尊厳に気付かされ、人の命の尊さと愛の素晴らしさを歌い続けたいと決意した。

 そして、今やその娘は保育園に勤め、真剣に小さな生命を守り育んでいる。帰宅すると倒れこむように眠る日も多く、病院通いも増えた。勤務時間以外にも行事の準備、研修などに追われているが、子供たちの笑顔を思い出すからか、翌日にはまた生き生きと仕事に向かって行く。

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