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映画「メッセージ」 着想、演出、映像美…SFの傑作

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映画「メッセージ」 着想、演出、映像美…SFの傑作

「エイリアンの文字は書道を参考にした。ほかにも日本文化の影響は強い」と語るドゥニ・ビルヌーブ監督(岡本耕治撮影) 「エイリアンの文字は書道を参考にした。ほかにも日本文化の影響は強い」と語るドゥニ・ビルヌーブ監督(岡本耕治撮影)

 米アカデミー賞作品賞などにノミネートされたドゥニ・ビルヌーブ監督(49)のSF作品「メッセージ」が19日、全国公開される。エイリアンと遭遇した人類の戸惑いと変革がサスペンスタッチで描かれる。優れた着想と演出、映像美がそろったSF映画の傑作といえる。(岡本耕治)

                   

 ある日、地球各地に宇宙船が飛来。米軍の依頼を受けた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、エイリアンとの交信を試みる。一方、エイリアンの意図をめぐって各国は混乱。ついに中国は攻撃開始を決断し…。

 原作は米国人作家、テッド・チャンの小説「あなたの人生の物語」。ビルヌーブ監督は、「エイリアンの文明に触れ、人類に大きな変化が起こるという発想に驚いた。最終的に主人公が至る安らぎの境地に深い感銘を受けたんだ」と語る。

 物語は、ビルヌーブ監督独特のゆっくりとしたテンポで始まる。ルイーズが大学で授業中に、生徒たちの携帯電話が一斉に鳴り始める。大学の上空を轟音(ごうおん)とともに戦闘機が横切る。やがて、彼女の家に軍のヘリが飛来し-。平穏な生活が「宇宙船の飛来」という非日常に浸食される過程が、静かに、力強く描かれる。

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