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【シネマプレビュー】「スウィート17モンスター」 新人のケリー・フレモン・クレイグ監督作品

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【シネマプレビュー】
「スウィート17モンスター」 新人のケリー・フレモン・クレイグ監督作品

「スウィート17モンスター」 「スウィート17モンスター」

 ネイディーン(ヘイリー・スタインフェルド)は、人と交わるのが苦手で、恋の妄想が止まらない17歳。唯一の親友、クリスタ(ヘイリー・ルー・リチャードソン)が、よりによって大嫌いな自分の兄と付き合うことになり、ネイディーンは怒りを爆発させるが…。

 新人のケリー・フレモン・クレイグ監督作品。ネイディーンは、極端な思い込み、傲慢、妄想、自己嫌悪…と、高速で空回りする毎日。送信しない前提で赤裸々に思いを書いたメールを誤送信して叫んだり、誰もが楽しそうなパーティー会場で居場所が見付けられずにさまよったり。誰でも覚えがありそうな思春期のエピソードは、ときにおかしく、ときに切ない。

 暴れ馬のようなネイディーンを「トゥルー・グリット」で米アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたスタインフェルドが好演。大人の女性へと脱皮する瞬間を見事に演じた。また、暴走を続ける彼女を手荒くあしらいながらも見守る教師、ブルーナー役のウディ・ハレルソンが深みのある演技で支える。22日から東京・新宿シネマカリテなどで全国公開。1時間44分。(耕)

 ★★★★(★5傑作 ★4見応え十分 ★3楽しめる ★2惜しい ★1がっかり ☆は半分)

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