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【追悼・ペギー葉山さん 】語るように歌い続けた65年 くちずさんだ「ファイト」の一節、介護と歌手業支えた

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【追悼・ペギー葉山さん 】
語るように歌い続けた65年 くちずさんだ「ファイト」の一節、介護と歌手業支えた

「デビューからの65年間は長い年月ですが、私にとっては、あっという間でした」と語っていたペギー葉山さん =2月20日 「デビューからの65年間は長い年月ですが、私にとっては、あっという間でした」と語っていたペギー葉山さん =2月20日

 ミュージカルにも関心を向けた。「遊び仲間だった作家の三島由紀夫さんにすすめられて」、米国で「サウンド・オブ・ミュージック」を鑑賞。劇中歌「ドレミの歌」で日本語の歌詞を考案して歌唱し、広く知られるようになった。

 ドーナツ、ラッパ、青い空…。「ドレミの音符で子供たちの好きなものを描こうと思ったの。最後に決まったのが『ファイト』の『ファ』。子供たちが『ファイト!』と、かけ声をかけながら運動会の練習をする姿を見たときに脳裏に浮かんだのよ」

 40年に俳優の根上淳さんと結婚。おしどり夫婦として知られた。平成10年に根上さんが脳梗塞で倒れ、亡くなるまでの7年間、介護と歌手業を両立させた。くじけそうになったときは「『ドレミの歌』の『ファイト』の一節を口ずさんで乗り切った」と話していたのが印象的だった。

 19年から3年間、女性初の日本歌手協会会長を務めた。持ち前の行動力でPR活動にも熱心に取り組んでいた。22年、シャンソン歌手の石井好子さんが87歳で亡くなった際、追悼のコメントを依頼すると、「直接話したい」と、すぐに東京・大手町の産経新聞社に駆けつけてくれたことが忘れられない。

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