産経ニュース

坂本冬美50歳、円熟の「百夜行」 情念抑え艶っぽく

エンタメ エンタメ

記事詳細

更新


坂本冬美50歳、円熟の「百夜行」 情念抑え艶っぽく

デビュー時は「演歌ではない曲も歌うなんて想像もしていなかった」という坂本冬美(荻窪佳撮影) デビュー時は「演歌ではない曲も歌うなんて想像もしていなかった」という坂本冬美(荻窪佳撮影)

 30日に50歳を迎え、30年のキャリアを持つ演歌歌手、坂本冬美が円熟味を増している。8日発表の新曲「百夜行(ひゃくやこう)」(荒木とよひさ作詞、弦哲也(げん・てつや)作曲)では、女の情念をあえて抑えたトーンで歌っている。坂本は「経験を重ねた女性の曲を、ようやく表現できる年齢になった。じっくりと歌っていきたい」と語る。(竹中文)

                   

 荒木と弦、坂本のチームといえば昨年、TBS系ドラマの主題歌「女は抱かれて鮎になる」がヒットして日本レコード大賞優秀作品賞に選ばれた。「あなた」を恋しがる女性を鮎に例え、女心を艶めかしく表現した作品だ。

 同じチームが制作した「百夜行」では、男性を激しく愛するあまり、心に“鬼”を宿した女性のやり切れない思いを描き、艶っぽい坂本の歌声が、聴く者の心に強く響く。坂本は「感情を込め過ぎると聴き手に後ずさりされてしまいそうな内容。抑え気味に表現した」と語る。

 実はこれまで、「抑え気味の感情表現」を磨き続けてきた。昭和62年に、シングル「あばれ太鼓」でデビュー。若さあふれる力強いこぶしですぐに人気歌手の仲間入りを果たした。だが、「周囲にはうまい人がたくさんいる。自分はそんなにこぶしを回せる方ではないと、劣等感でいっぱいだった。ただ周囲の期待に応えたい、と無我夢中で歌っていた」と振り返る。

続きを読む

「エンタメ」のランキング