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【自作再訪】柴門ふみさん「東京ラブストーリー」 恋には独占欲や嫉妬がつきもので必ず終わりがある

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【自作再訪】
柴門ふみさん「東京ラブストーリー」 恋には独占欲や嫉妬がつきもので必ず終わりがある

「恋愛は正解がないからおもしろいですよね」と語る漫画家の柴門ふみさん(春名中撮影) 「恋愛は正解がないからおもしろいですよね」と語る漫画家の柴門ふみさん(春名中撮影)

 《「ねえ、セックスしよ!」「24時間愛してるってささやいてよ!!」のせりふに代表されるように、情熱的で自由奔放なリカは、バブル時代の東京の女性の象徴として描かれた》

 リカのモデルは、私が東京で出会った数人の女性です。故郷の徳島には絶対にいないようなタイプで、ずけずけとモノを言うしすぐに行動する。そこに、映画や小説に出てくる欲望に忠実な女性のイメージも盛り込みました。

 完治にとってリカは「東京そのもの」でした。地方出身者にとって東京は憧れであり、特別な場所。リカは、理解不能で自分とは異質な存在だけれど魅力的に映ったんです。リカが読者に受け入れられるか心配でしたが、連載中から予想外に人気でした。

 《昨年、ビッグコミックスピリッツに同作の25年後を描く続編を発表。今年1月に「東京ラブストーリーAfter25years」として単行本が発売された。50歳になった完治とさとみの娘と、リカの息子が結婚することになり、25年ぶりに再会を果たす》

 編集部から25年後の続編執筆依頼を受けたのがきっかけです。続編のテーマは「愛」。過去に恋愛関係にあっても、時間を経ることで別の形になっていくことを表現したいと思いました。この25年で、恋愛や交際への関心が薄くなり社会の中で恋愛の位置づけが変わってきたように感じます。若い人、特に男性が傷つくのを恐れている印象です。インターネットやSNS(会員制投稿サイト)がその一因かもしれません。

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