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【東日本大震災6年】考え伝え続ける「相馬高校放送局」、制作した作品公開 暗闇の先、きっと

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【東日本大震災6年】
考え伝え続ける「相馬高校放送局」、制作した作品公開 暗闇の先、きっと

かつて家があった場所でカメラを回す=映像作品「いつかきっと」から(c)相馬クロニクル かつて家があった場所でカメラを回す=映像作品「いつかきっと」から(c)相馬クロニクル

忘れちゃうんだよ

 東京、福島、石川、京都、宮城などで上演した演劇作品「今伝えたいこと(仮)」も映像で上映された。登場人物の1人が自殺するシーンは衝撃的だ。彼女を中傷する心ない言葉に胸が詰まる。福島から避難した子供たちへのいじめが各地で問題になっている現在の状況を見通していたような内容だ。「みんなみんないつかは…忘れちゃうんだよ」というせりふも、6年後のいま、あまりに痛切。

 脚本は、全て高校生が自分たちで作り上げたという。「子供たちの危機意識や想像力が正しかったんだなと思います。叫んででも伝えたいことがあった。顧問だった私ですら、ある意味では敵だったと思いますね」と渡部さん。

 その視点は甘くはない。バラバラの制服で行われた入学式に始まる自分たちの3年間を描く映像ドキュメンタリー「相馬高校から未来へ」でも、分かりやすい明るい“未来図”は示されない。

 「生徒たちが活動を通じてたどり着いたのは、考え続けることの大切さ、でした。暗闇の先にもきっと光はある、と。そこに行き着いたのは、うれしかった」

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