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【鳥山雄司インタビュー】CDが売れない時代に、なぜボクがCDを出したのか デビュー35周年記念アルバム「3×5」に込めた思いとは

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【鳥山雄司インタビュー】
CDが売れない時代に、なぜボクがCDを出したのか デビュー35周年記念アルバム「3×5」に込めた思いとは

ソロデビュー35周年記念アルバム「3×5」をリリースした鳥山雄司さん ソロデビュー35周年記念アルバム「3×5」をリリースした鳥山雄司さん

 クルマを運転していると、つい聴きたくなる。もしくは、休日に自宅で好きなことをして過ごしているときに流したくなる--。

 ギタリストの鳥山雄司さん(57)が今年9月にリリースしたソロデビュー35周年記念アルバム「3×5」(スリー・バイ・ファイヴ)は、そんな“何かをしているとき”に、かけたくなる作品かもしれない。全編歌詞のないインストルメンタルの楽曲と指の動きが伝わるような繊細な演奏は、聴き方を縛らず、生活の背景にそっと溶け込み、日々のわだかまりをほぐしてくれるような優しさと情感に満ちている。

 タイトルには「35周年」の意味を込め、3×5で15曲を収録。ほぼ10年ぶりのオリジナルアルバムだ。鳥山さんは今年前半はCDの制作、後半はライブ活動を精力的にこなし、シンガー・ソングライターの吉田拓郎さんやバイオリニストの葉加瀬太郎さんのツアーにも参加。葉加瀬さんの公演ではギター演奏に加え、音楽監督も務めるなど師走の今も忙しい日々を送る。来年2月8日には、東京・赤坂のビルボードライブ東京で「3×5」リリース記念ライブも行う。

 インタビューでは、新作に込めた思いと同時に、音楽ソフトの不況といわれる現代で活動するミュージシャンの本音も聞けた。CDが売れないこの時代に、なぜCDを作ったのか。

(WEB編集チーム 堀晃和)

 《とりやま・ゆうじ 1959年生まれ。慶応大学在学中の81年にソロデビュー。作曲家、アレンジャー、プロデューサーとしても活躍し、吉田拓郎さんや松田聖子さんら多くのアーティストを手がける。代表曲にドキュメンタリー番組「世界遺産」テーマ曲の「ザ・ソング・オブ・ライフ」など》

ギタリストとしてのアルバム

 --新作に込めた思いからお聞きしたいです

 「デビュー35周年という『周年』でアルバムを作ろうということではなかったんです。この数年、プロデュース業務と音楽監督とか、年齢もあってギタリストではない部分の仕事が増えてきたんですね」

 --年齢といいますと?

 「ある程度、(音楽業界の)大御所の人たちにモノが申せる年齢になったということですね(笑)。仕事の内容も変わってくるし、経験値を買ってくれて、取りまとめの仕事が増えてきたんだと思うんです」

 「その反面、ギタリストとして露出している時間が圧倒的に減ったな、と。そういうことを去年、一昨年、感じていて。ギタリストとしてデビューして音楽の世界にいるので、もう一度ちゃんとギタリストという立場に向き合おうと思ったんです。35周年ということもあって、ギタリストとしてのアルバムを作りたいな、と」

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