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【シネマプレビュー】「アズミ・ハルコは行方不明」

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【シネマプレビュー】
「アズミ・ハルコは行方不明」

「アズミ・ハルコは行方不明」一場面 「アズミ・ハルコは行方不明」一場面

 地方都市に住むOLの安曇(あずみ)春子(蒼井優)が失踪した。ユキオ(太賀)と学(葉山奨之)、そして愛菜(高畑充希)は、彼女の尋ね人ポスターをモチーフにしたグラフィティアートを街中にばらまく。その頃、男だけを無差別で襲う女子高生集団が現れ…。

 「私たちのハァハァ」の松居大悟監督が、3世代の女性の視点、複雑に切り替わる時系列、アニメ、プロジェクションマッピングを取り入れた映像…と、盛りだくさんの仕掛けで描く青春群像劇。ややまとまりに欠ける印象はあるが、疾走感が心地よい。

 「オーバー・フェンス」など活躍が続く蒼井の演技は素晴らしく、何となく付き合い始めた同級生の曽我(石崎ひゅーい)の存在に心が高揚していく春子の変化を好演。別れのシーンでは、こみ上げる気持ちを懸命に抑えようとして抑えられない春子を、正視するのがつらいほどの痛ましさで演じてみせた。また、男たちから向けられる軽蔑に少しずつ気づき、傷ついていく愛菜を演じた高畑の演技も印象深い。3日、全国公開。1時間40分。(耕)

 ★★★☆(★5傑作 ★4見応え十分 ★3楽しめる ★2惜しい ★1がっかり ☆は半分)

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