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吉右衞門“鬼平”有終の美 「行動力と人情味」は理想的な上司像

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吉右衞門“鬼平”有終の美 「行動力と人情味」は理想的な上司像

義理の息子、尾上菊之助と映像初共演で激しい殺陣シーンを演じた中村吉右衞門(手前) 義理の息子、尾上菊之助と映像初共演で激しい殺陣シーンを演じた中村吉右衞門(手前)

 「頑固といえば頑固だけど、がまん強い。そして行動力と静かな中に見せる人情味。鬼平さんの生きざまは、池波先生の生きざまそのものであったのではないかと。自伝などを読むと相通ずる、ご自分もモデルであったのだろうと思われます」

 そう話し、印象に残っている作品を問われると、「忙しい中で撮っていたのでほとんど覚えていません」と大笑い。それでも記念すべき第1回作品「暗剣白梅香」を挙げた。「若かったので、とにかくよく走った」。大仰に語ることのない吉右衞門の姿は、まさに理想的な上司といわれる平蔵、そして原作者の池波さんにも通じるようだ。

 テレビ時代劇の歴史に金字塔を打ち立てたフジテレビ系「鬼平犯科帳 THE FINAL」の前編「五年目の客」(2日後9・0)には若村麻由美、谷原章介、渡辺大、平泉成らがゲスト出演。後編「雲竜剣」(3日後9・0)には田中泯、中村嘉葎雄、木下ほうか、石倉三郎らが顔を見せる。

 また“鬼平”の熱心なファンで知られる歌手のさだまさしも1シーンに登場。尾上菊之助、橋爪功は前後編を通じて出演し、吉右衞門にとって実生活で義理の息子、菊之助との映像初共演も話題だ。

 過去2回出演している若村は「まだフィルムで撮影されていますし、それに対応できるスタッフ陣の技と心意気を毎日体験でき、楽しくて“やっぱり、いいな”と思いながら臨みました」と話し、菊之助は「すばらしい作品の一ファンなので、ファイナルということですが、個人的には永遠に続いてほしいと思っています」と惜しんでいた。

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