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映画「湯を沸かすほどの熱い愛」 死にゆく母の家族への思い

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映画「湯を沸かすほどの熱い愛」 死にゆく母の家族への思い

あふれる熱い愛に支えられた一家の姿が描かれる あふれる熱い愛に支えられた一家の姿が描かれる

 余命わずかの母と家族の強い絆を描く「湯を沸かすほどの熱い愛」が29日、全国公開される。今回が商業映画デビューとなる中野量太監督(43)は「それなしでは自分も存在しない、というような家族の像を描きたかった」と語る。(岡本耕治)

 銭湯「幸の湯」を経営する幸野家は、夫の一浩(オダギリジョー)が行方不明となり、休業状態。娘の安澄(杉咲花)と暮らす妻、双葉(宮沢りえ)はある日、医師からがんで余命わずかと宣告される。彼女は、死ぬ前にやらねばならないことを一つ一つ片付けていく決意をする…。

 中野監督は「僕は父を早くに亡くし、いとこや祖父母に大事に育てられた。家族や人の絆についてずっと考えてきたし、それを描くことが永遠のテーマだと思っています」と話す。

 双葉はまず、一浩を発見。昔、浮気した女が生んだ子供と一緒に暮らしていた彼を2人とも連れ帰り、銭湯を再開する。さらに、気が弱い安澄を自立させ、彼女を“ある人”に会わせようとする。死を前に、他人のことばかりを考え、自分亡き後の家族の生活を必死に築いていく双葉を、宮沢が好演している。

 「無名の新人監督の僕が宮沢さんに出演依頼をしても無理かな、と思ったら、『やります』と快諾してくださった。演出していても、やっぱり宮沢さんの演技は説得力がありました」

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