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【世界文化賞】「浮世絵にぞっこん」「日本的なものに愛着」…個別懇談会で受賞者らが語る日本への思い

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【世界文化賞】
「浮世絵にぞっこん」「日本的なものに愛着」…個別懇談会で受賞者らが語る日本への思い

合同記者会見後、個別記者懇談会で取材に応じる演劇・映像部門受賞のマーティン・スコセッシ氏=17日午後、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京(川口良介撮影) 合同記者会見後、個別記者懇談会で取材に応じる演劇・映像部門受賞のマーティン・スコセッシ氏=17日午後、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京(川口良介撮影)

 「あらゆる日本的なものに愛着がある」という絵画部門のアーティスト、シンディ・シャーマンさん(62)は、1週間前に来日し、国際芸術祭が開かれている瀬戸内海の島々を訪れた。「豊島(香川県)は島全体が美術館、あるいは美をまつる神社のようでした。船に乗って美しい島々を巡ること自体、心から楽しい経験でした」

 芸術を志す若者に対して「感性や好みの合う人々と仲間になること。できるだけ多くのものを見ること。ひどいテレビ番組や広告であっても、時として重要な影響を持ち得る」と助言していた。

 彫刻部門のアネット・メサジェさん(72)は、「日本は伝統が残っていて現代的。見るべきものがたくさんある」。美術では浮世絵に魅了されているそうで、歌川国芳の名を挙げた。「誇張した表現が面白く、いろんなものが混在して、見る者を惑わせる。フランスではあまり知られていないのですが、葛飾北斎とおなじくらい素晴らしい」とぞっこん。日頃から作品集を眺めているという。

 「アートは世界、そして人々の人生を変貌させるものだと父は言っている。栄誉ある賞をとても喜んでいた」。健康上の理由で来日できなかった建築部門のパウロ・メンデス・ダ・ホッシャさん(87)に代わり、そう喜びを語ったのは四男で建築家のペドロさん(54)。自身は初来日といい「東京には古い寺院からモダンな建物までが共存している。とてもわくわくする」と笑顔を見せた。

 受賞者らは同日夜、明治神宮で開かれた「歓迎の夕べ」に出席。和楽器演奏などを楽しんだ。

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