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【クリップボード】オダギリと蒼井が好演 「オーバー・フェンス」佐藤泰志「函館3部作」完結

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オダギリと蒼井が好演 「オーバー・フェンス」佐藤泰志「函館3部作」完結

山下敦弘監督 山下敦弘監督

 山下敦弘監督(40)の「オーバー・フェンス」(公開中)は佐藤泰志の同名小説を映画化した作品。「海炭市叙景」(熊切和嘉監督)、「そこのみにて光輝く」(呉美保監督)に続く「函館3部作」の最終作だ。

 「前2作とは違い、ちょっと希望や光が見える物語。評価の高い2作品の次に声を掛けてもらえて、うれしかった」と語る。

 妻と別れて東京から函館に舞い戻った白岩(オダギリジョー)。職業訓練校の仲間である代島(しろしま)(松田翔太)からキャバクラのホステス、聡(蒼井優)を紹介される。精神的なもろさを持つ聡に、白岩は少しずつ好意を抱き…。

 聡が「鳥の求愛ダンス」をまねて踊るシーンが印象的だ。聡のダンスはあまりに真剣で痛ましいが、徐々にくぎ付けになる。

 「身体能力の高い女優が必要だった。蒼井さんがあそこまでやってくれたから、痛々しくも美しい踊りになった」と山下監督。

 傷つけ合いながらも互いを受け入れる白岩と聡を、オダギリと蒼井が好演。孤独で不器用な訓練校の男たちを演じた松田や北村有起哉らの存在感も良い。ラストの草野球の場面は魅力的な名場面となった。

 「みんなが力を出し合い、予想以上の良い作品になった。“全員野球”ができた」と語った。(岡本耕治)

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