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「Classical‥NEXT」に参加して クラシック音楽の新潮流を実感 芸術文化プロデューサー・柳沢晶子

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「Classical‥NEXT」に参加して クラシック音楽の新潮流を実感 芸術文化プロデューサー・柳沢晶子

ショーケースで演奏する「ピアノーケストラ」 cEric van Nieuwland、Classical:NEXT 2016 ショーケースで演奏する「ピアノーケストラ」 cEric van Nieuwland、Classical:NEXT 2016

 世界のクラシック音楽シーンは確実に変化している。ドイツのベルリンにある文化団体が2012年に立ち上げ、今年で5年目を迎えた「Classical‥NEXT」(クラシカル・ネクスト)に参加し、そう実感した。

 クラシック音楽界のあらゆるセクターのプロフェッショナルを欧州の1都市に集め、開催される。第1回はドイツのミュンヘン、13、14年はオーストリアのウィーン。今年は15年に続き、オランダのロッテルダムで複合コンサートホール「デ・ドーレン」をメイン会場に5月25~28日の日程で開催された。

 最新のトピックと課題でプレゼンテーションやネットワーキングが活発に行われたが、今年は「ストリーミング」「次世代」といった、クラシックとは無縁だったキーワードも目立った。

 オーケストラの参加増に応じ、「オーケストラ・ネットワーキング・ミーティング」も開かれた。今後、アジア環太平洋などの地域性も重視しながら国際ネットワーク構築に力を入れていくそうだ。聴衆の高齢化や予算削減といった切迫した共通課題はボーダーレスなネットワークの中で話し合えば、きっと良い解決策が見つかるだろう。

 45カ国から集まった1200人ものプロフェッショナルはプログラミング、マネジメント、ジャーナリズム、教育、レコード販売、聴衆開発など実に多彩だ。「この時代を生き延びるためには従来通りではもう通用しない」という意識を持って参加していた。

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