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【花形出番です】舞台のため…25キロ減量 歌舞伎俳優・中村国生さん(20)(3)

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【花形出番です】
舞台のため…25キロ減量 歌舞伎俳優・中村国生さん(20)(3)

(宮川浩和撮影) (宮川浩和撮影)

 初舞台は平成12年9月の歌舞伎座で、4歳のときです。「京鹿子娘道成寺」の所化などをしましたが、舞台の記憶はほとんどなく、(中村)芝翫(しかん)の祖父や(中村)勘三郎の伯父の楽屋で遊んでもらったことは覚えています。

 わが家は「何が何でも歌舞伎」という家ではなく、スポーツなどさまざまな経験をさせてくれました。職業として歌舞伎俳優を意識したのは、23年6月に出演したコクーン歌舞伎「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」の頃です。

 実は僕、すごく太っていた。中学3年が最重量で、160センチで83キロ。ところが、太っているという自覚すらなく、一度に4人前を食べた記録もあるほどです。

 そんな僕に、手術を1週間後に控えた勘三郎の伯父が「(忠臣蔵の)由良之助や(勧進帳の)弁慶をやれる役者はいなくなってくる。国生には、それができる役者になってほしい。リハビリで稽古してあげるから、体を作っておいて」って言ってくれたんです。

 その言葉で「お芝居に出たい」という気持ちが強くなった。朝昼は“1人前”に減らし、夜は炭水化物を抜いた。もともと運動大好きですので、食事の量を普通にしただけで、1年間で25キロもやせました。

 (坂東)三津五郎のおじさまもかわいがってくださった。僕が踊り好きなのは、おじさまの影響です。そんな周囲の人への感謝の気持ちを忘れず、古典の男くさく、太い役ができる役者を目指し、10月からの襲名公演に挑みます。

 =9月は歌舞伎俳優、中村宗生(むねお)さん、宜生(よしお)さんです。

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