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「子供が欲しい気持ちに抗えなかった」53歳で“超高齢出産”坂上みきの今

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「子供が欲しい気持ちに抗えなかった」53歳で“超高齢出産”坂上みきの今

53歳での“超高齢出産”から4年、不妊治療や育児、今の仕事について語るタレントの坂上みきさん=東京・千駄ヶ谷の「ラファ サイクル クラブ TOKYO」 53歳での“超高齢出産”から4年、不妊治療や育児、今の仕事について語るタレントの坂上みきさん=東京・千駄ヶ谷の「ラファ サイクル クラブ TOKYO」

気持ちが「もぐら叩き」のように…

 --不妊治療はいつから?

 「40代から。普通なら妊娠を諦める人も出始める年齢から不妊治療を開始していましたから、無謀なことだったんです。それでも、周囲には『半分諦めていますから』と言いながら、治療のたびに現実を突きつけられると、ものすごく辛かった。泣いて、泣いて、どれだけ泣いたか分からない」

 --どうしても産みたかった?

 「もう諦めるべきだろう、というささやきは常にあっても、(子供が欲しいという気持ちが)ピコピコもぐら叩きみたいに出てきちゃう」

 --45歳でフルマラソンに初挑戦して完走できた坂上さんにはタフで諦めないイメージがあるが

 「そんなタイプじゃないです。簡単に諦めたものはヤマのようにあります! そろそろアンニュイと呼ばれたい(笑)。

 でも、これだけは抗えなかった。抗っても、抗っても、湧きあがる思いがあって、“なぜ、私はこうなんだろう”と、何度も何度も自問した。それでも、もう1回、もう1回と続けてきた。だから、授かったことには何か意味があるし、私たち夫婦には必要な子だったんだ、と今は思っています」

一度は流産…唱え続けた「呪文」

 --不謹慎な話だが、不妊治療で障害児が産まれると、それみたことかと揶揄する風潮がある。それについてどう思う?

 「実は人は“出産”についてあまり知らずに生きている、と気がついた。私自身もそう。ひとくくりに“高齢出産”といっても、治療の方法や、出産方法など様々。調べれば分かることが、まだまだアンタッチャブルな世界なのか、世間一般の高齢出産に対する理解が少ないのは残念ですね。もっと教育の現場で、出産について教えてしかるべきだと思います」

 --意地悪な質問だが、もし産まれてきた子に障害があったら世間から集中砲火を浴びたのでは?

 「そうでしょうね。本当は、すべての妊婦にとって、無事に出産できるかどうかは、年齢に関係なく、最後まで分からない。実は、一度流産したことがあるんです。当時は不安な気持ちで四六時中過ごしていた。不安な気持ちと流産に関連性はないけれど、その時に、出産とはそんな気持ちで臨んではいけないものなのだ、と骨身に染みて痛感したんです」

 --流産はいつ?

 「40代後半」

 --では二度目は確固たる意志で出産に臨んだ?

 「そうです。“不安に思ってはいけない”と呪文のように唱え続け、不安になるたび、ダメダメダメ!!とひたすら気持ちを打ち消していました」

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