産経ニュース

【話の肖像画】タレント・萩本欽一(7)大変な世界に自ら飛び込む

エンタメ エンタメ

記事詳細

更新

【話の肖像画】
タレント・萩本欽一(7)大変な世界に自ら飛び込む

「欽ちゃんのどこまでやるの!」200回記念の収録で“陣頭指揮”をとる =昭和55年 「欽ちゃんのどこまでやるの!」200回記念の収録で“陣頭指揮”をとる =昭和55年

 〈フジテレビ系「欽ちゃんのドンとやってみよう!」(欽ドン!)に続いてスタートしたテレビ朝日系バラエティー番組「欽ちゃんのどこまでやるの!」(欽どこ)も高視聴率を記録した〉

 レギュラー番組がヒットしたら仕事の依頼が増えた。でも周囲には「テレビでの露出は抑えた方がよいのでは」という声も多くてね。露出に対する自分の思いが分からなくなった。

 その頃、雑誌の企画で作家の野坂昭如さんのお宅に伺い、野坂さんと対談したの。そのときに野坂さんから「欽ちゃんはもっとテレビに出演してよ。欽ちゃんのように毎日、見ていても嫌ではない人をテレビタレントというのだから」と言われました。それで目が覚めたの。自分の考えを整理するために、帰り道は歩きながら考えました。そして決意した。たくさん出演してみて視聴者から嫌がられたら、僕はテレビタレントとはいえない。視聴者から「嫌だ」という意見が出てくるまで、どんどん出演してみよう、と思ったんです。

 〈昭和57年にはTBS系「欽ちゃんの週刊欽曜日」も始めた。この番組と「欽ドン!」などのレギュラー番組の視聴率が計100%を超え、“視聴率100%男”と呼ばれるようになった〉

 当時は多忙な人だと思われていたようで、よく「いつ寝ているの?」と聞かれました。でも収録の時間は決まっていたので、午前10時に起きて、午前3時に寝ていたよ。公演のために地方巡業をしていたときよりもしっかりと寝られたと思います。

続きを読む

「エンタメ」のランキング