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【話の肖像画】タレント・萩本欽一(6)欽ちゃんファミリーは欠点が魅力

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【話の肖像画】
タレント・萩本欽一(6)欽ちゃんファミリーは欠点が魅力

松居直美(左端)ら“欽ちゃんファミリー”のメンバー。右から3人目が本人=昭和57年 松居直美(左端)ら“欽ちゃんファミリー”のメンバー。右から3人目が本人=昭和57年

 〈昭和50年、フジテレビ系バラエティー番組「欽ちゃんのドンとやってみよう!(欽ドン!)」がスタート。番組は人気を集めてシリーズ化された。このシリーズにはデビュー間もない俳優の柳葉敏郎やタレントの松居直美らを起用。彼らは“欽ちゃんファミリー”と呼ばれるようになった〉

 テレビに出て成功するタイプは、自分の欠点を長所にできる人。例えば、柳葉敏郎。出身地の秋田から東京に来て間もない頃の彼に会ったときに「君の欠点は何?」と聞いた。彼は「俳優なのに秋田のなまりがとれないんです」と正直に答えました。「俳優としては最悪だよね。でも『欽ドン!』のようなバラエティー番組に出演するときはなまってもらえる?」と頼んでみたら、彼はにっこりして快諾した。驚きましたよ。一般的に俳優は「イメージを壊したくない」と答えると思っていたから。得をしたいとは考えていない彼はトップ俳優になると確信しましたね。その後、そのなまりは欠点ではなくて、長所になっちゃったんだ。

 〈才能があると見込んだタレントは徹底的に鍛えた。その一人が「欽ドン!」シリーズに起用した松居直美。当時10代だった松居には芝居のリハーサルを20回もさせたという〉

 リハーサルを繰り返していたときに、プロデューサーから「(松居の)どこが悪いの?」と聞かれました。その理由は番組が終了するときに言うと伝えたの。番組がヒットする術のようなものだから、当時は言えなかったんです。

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