産経ニュース

【話の肖像画】俳優・佐藤浩市(1)人間ドラマのエンターテインメント 主演映画「64-ロクヨン-前編」

エンタメ エンタメ

記事詳細

更新

【話の肖像画】
俳優・佐藤浩市(1)人間ドラマのエンターテインメント 主演映画「64-ロクヨン-前編」

佐藤浩市(寺河内美奈撮影) 佐藤浩市(寺河内美奈撮影)

 〈公開中の主演映画「64-ロクヨン-前編」(横山秀夫原作、瀬々敬久監督)に続き、6月11日には「後編」が封切られる。7日間しかなかった昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」をめぐる群像劇だ。県警の広報官、三上役として、永瀬正敏さんや三浦友和さん、綾野剛さんらと息詰まる演技の応酬を見せている〉

 日本映画の主人公は、事件が起きて翻弄される、という受動的な役柄が多い。しかし、三上は自分が演じた中でも、飛び抜けて能動的な役だと思いました。

 (県警が交通事故の容疑者を匿名としたことをめぐる)記者クラブの記者約30人との対決では、最初に、記者役の役者たちを「お前ら、遠慮するな。三上をつぶすつもりで来い。そうでなければ、おれはまったく受けん(相手にしない)ぞ」とあおりました。とはいえ、1対30の闘いですから、きつかったですよ。彼らの気持ちが、60の目がこっちに向かってくる。それを全部はね返さないといけない。こっちが負けたら、映画が成立しませんから。

 前編のクライマックスであるこのシーンは、一気に演じました。途中でカットされると気持ちが切れてしまう。継続したエネルギーで演じたかった。絶対にそのエネルギーがフィルムに映り込むと信じてやりました。

関連ニュース

映画「殿、利息でござる!」瑛太 全世代が楽しめる感動の実話

「エンタメ」のランキング