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作曲家、シンセサイザー奏者の冨田勲さん死去 アニメ音楽や初音ミクとの共演でも話題に

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作曲家、シンセサイザー奏者の冨田勲さん死去 アニメ音楽や初音ミクとの共演でも話題に

平成24年9月、インタビューに応じる冨田勲さん=埼玉県川越市(江原和雄撮影) 平成24年9月、インタビューに応じる冨田勲さん=埼玉県川越市(江原和雄撮影)

 作曲家でシンセサイザー奏者の第一人者、冨田勲(とみた・いさお)さんが5日、慢性心不全のため死去した。84歳。葬儀・告別式は親族のみで行う。後日、お別れの会を開く。喪主は慶応大教授の長男、勝(まさる)氏。

 日本コロムビアなどによると、冨田さんは、今年11月に上演予定だった新作交響曲「ドクター・コッペリウス」の準備中で、5日昼頃に自宅で倒れる直前まで、同イベントの打ち合わせをしていたという。

 東京都出身。慶応大在学中からNHKの音楽番組を手がけ、作曲活動をスタート。NHK大河ドラマ第1作の「花の生涯」や「新日本紀行」のテーマ曲、テレビアニメ「ジャングル大帝」「リボンの騎士」などの音楽を数多く手がけ、人気を集めた。

 その後、シンセサイザーをいち早く導入。昭和49年にはドビュッシーの作品をシンセサイザーで編曲、演奏したアルバム「月の光」を発表し、米国のビルボード・クラシカル・チャートで1位を獲得。日本人として初めてグラミー賞4部門にもノミネートされた。「展覧会の絵」「火の鳥」「惑星」など多くのヒット作を生み、世界的に高い評価を得た。

 映画音楽でも活躍し、山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」で、平成15年に日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞。24年にはボーカロイドの「初音ミク」と共演した「イーハトーヴ交響曲」で話題を呼んだ。15年に勲四等旭日小綬章。

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