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障害者も健常者も観劇楽しみたい… NPOが観劇支援の舞台をネット掲載 差別解消法施行追い風

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障害者も健常者も観劇楽しみたい… NPOが観劇支援の舞台をネット掲載 差別解消法施行追い風

障害者が自分に合ったサポートのある公演情報を集められるTA-netの検索サイト 障害者が自分に合ったサポートのある公演情報を集められるTA-netの検索サイト

 4月1日、障害者差別解消法が施行された。障害者が健常者と同じように暮らせる社会を目指すことが目的で、日本の文化施設も誰もが芸術文化に触れられる場となることが求められる。(飯塚友子)

                   

 聴覚障害のある廣川麻子さん(43)は2009年、留学先のロンドンで、日本でも人気のミュージカル「レ・ミゼラブル」を観劇し、作品に加え、障害者へのサポートにも感動したという。

 「舞台下手に手話通訳が立ち、健常者と同じ空間、タイミングで作品を楽しめた。カーテンコールでは、手話通訳に対し、出演者と観客が拍手でたたえた。私たちも観客として受け入れられていると感じました」

 ロンドン劇場組合では、国の助成も受け、各公演期間中に1回、手話通訳や字幕などサポート付きの公演を設けることが決められていた。ロンドン市内のバリアフリー公演の情報を集めた「アクセス・ロンドン・ガイド」も無料配布され、舞台を楽しめる環境が整っていたという。

 日本ろう者劇団の俳優でもある廣川さんは1年間の留学中、約60本を観劇した。国内では台本貸し出しすら断られた経験があり、「我慢できない」と帰国後の平成24年、障害の有無にかかわらず、観劇を支援するNPO法人「シアター・アクセシビリティ・ネットワーク」(TA-net)を設立。理事長として、障害者と劇団・劇場の双方の相談に応じ、26年には字幕や音声ガイドなどサポート付き公演情報を集めた検索サイト(http://ta-net.org/event/)を開設した。

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