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【花形出番です】仮設舞台で能の魅力同世代にも伝えたい 観世流能楽師・大槻裕一さん(3)

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【花形出番です】
仮設舞台で能の魅力同世代にも伝えたい 観世流能楽師・大槻裕一さん(3)

 一昨年9月、「大坂の陣400年」を記念した公演「大阪城本丸薪能」を、師匠の大槻文蔵先生とご相談しながら企画しました。

 僕は大好きな能を、ぜひ同世代の人に楽しんでほしい、という強い思いを持っています。同時に、若い人が能楽堂に行くことに勇気がいる気持ちも分かる。それなら、最初はイベントとして能に接していただき、次に能楽堂にお越しいただければ、と考えた末、夏の野外で薪能(たきぎのう)をしたいと思いました。しかし、肝心の舞台がない。ならば作っちゃえ!と無鉄砲にも大槻先生はじめ、家族や周囲の方々に相談を持ちかけたんです。

 すると、舞台製作をしている知人から「丈夫な竹製なら仮設舞台ができるのではないか」とご提案をいただいた。トラック1台で持ち運べ、1日で設営できる組み立て式なら開催費も節約できる。どこにでも出向いて能をしたい僕にはピッタリです。竹製は檜(ひのき)のような響きはありませんが、雨に強く、案外良い。

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