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【花形出番です】「芸養子」貴重な高校3年間観世流能楽師・大槻裕一さん(18)(1)

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【花形出番です】
「芸養子」貴重な高校3年間観世流能楽師・大槻裕一さん(18)(1)

観世流能楽師・大槻裕一さん 観世流能楽師・大槻裕一さん

 この3月、高校卒業を控える“高校生能楽師”です。中学3年までの「赤松裕一(本名)」から、大槻文蔵先生(大阪を代表する観世流シテ方の名手)の芸養子「大槻裕一」となり、貴重な経験をさせていただいた高校3年間でした。

 芸養子は戸籍上ではなく、芸事の上で父と子の関係になるということ。中学3年の夏、先生からお話をいただき、うれしかった半面、不安にもなりました。先生は父(観世流シテ方の赤松禎英(よしひで))の師匠で、平成12年、僕が2歳で初舞台を踏んだときにはもう雲の上の存在でしたから。

 果たして、僕に(後継者が)務まるのか。その重圧を思うと、決断に1カ月ほどかかりました。ただ、先生とは子方(子役)時代から舞台をご一緒する機会が多く、やはり付いていきたいと思ったんです。長年、稽古をしてくれた父は寂しかったと思います。

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