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【原節子さん死去】昭和の大女優、謎の引退で伝説に

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【原節子さん死去】
昭和の大女優、謎の引退で伝説に

原節子さんが出演した映画「魂を投げろ」の一場面(新潮社提供)

 「晩春」以降、小津監督の映画には欠かせない女優となり、「麦秋」「東京物語」などに出演した。小津監督は「原さんほど役柄に対する理解が深く、知性や教養があらわれる演技ができる人はいない。彼女が“大根”のような演技をしたとすれば、それは監督の方が悪いのだ」との言葉を残している。

 映画出演は37年の「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」が最後で、翌年に死去した小津監督の通夜に訪れて以降、公の場には姿を現していない。引退宣言などもなかったため、引退の理由は定かではなく、諸説あった。その後は取材要請があっても「私はもうおばあちゃんですから」と断り続け、鎌倉で親族と悠々自適の暮らしを送っていた。平成5年に現役時代に住んでいた東京都狛江市の自宅跡地を売却した際、長者番付に名前が載って話題を呼んだこともあった。

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