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【話の肖像画】映像作家・佐々木昭一郎(1)0.5秒で主演女優を確信

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【話の肖像画】
映像作家・佐々木昭一郎(1)0.5秒で主演女優を確信

映像作家・佐々木昭一郎

 その後、大学4年の夏からメールの交換を始め、作品のシノプシス(梗概)を送ったりもした。すぐに返事が来て、天才的なアイデアですという。これは絶対に気に入ってくれたと、僕の心の中ではすっかり主演女優でした。

 〈平成22年、岩波ホールの企画担当、原田健秀さんの情熱で、ついに作品の実現に向けて動き出す。ところが韓国に帰国していたミンヨンさんにメールで知らせると、返ってきた答えは出演拒否だった〉

 そんなつもりではなかったというんです。大学院が大変で、おまけに就職活動中だという。スタッフみんなに発表していたから困っちゃってね。ソウル詣でを3回しました。最後にお父さんが了解してくれたときは、やったーと思いましたよ。妹さんも一緒に出てくれることになって、これは成功間違いないと思いました。

 撮影に入ったのは10月末で、最初は土日だけでした。彼女は金曜の夜に来て、日曜の夜にソウルに帰る。そしたら2週間ぶっ続けで休めるようになったという朗報が届いた。どうやったのか知らないが、修士論文を書き上げたんでしょうね。いかに努力家かわかりました。

 〈ソウルでもロケを行い、クリスマスイブに撮影終了。すぐに編集に入るはずだった〉

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