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【きょうの人】「歌詞に込められた思い 若い人に感じてほしい」シャンソン歌手・MIKAKOさん

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【きょうの人】
「歌詞に込められた思い 若い人に感じてほしい」シャンソン歌手・MIKAKOさん

 20代から国内最大級のシャンソンの祭典「パリ祭」のステージに立ち、妖艶(ようえん)な歌声と振り付けで聴衆を魅了してきた。パリ祭出演からちょうど15年。平成20年から群馬県渋川市の日本シャンソン館で毎月ソロライブを開き、この6年間で公演は70回を超えた。

 東京都目黒区出身。日大芸術学部映画学科を卒業後、女優を目指して劇団にも所属していたが、20代後半のときに軽い気持ちで臨んだシャンソン歌手のオーディションに合格。女優の夢も残っていたが、「シャンソンはこれまで培った表現力を生かせるから」と、歌手の道を選んだ。

 当時はシャンソンに関する知識もなく、師事を仰いだフランス人歌手のスパルタ指導に戸惑った。それでも若さと高い表現力が評価され、デビューから2年という異例の早さでパリ祭に抜擢(ばってき)された。

 飛躍のきっかけとなったのがシャンソン界の巨匠、芦野宏さんとの出会いだった。パリ祭での活躍を知った芦野さんが「シャンソンの聖地に」との思いを込めて建てた日本シャンソン館での公演を勧めた。

 一方、歌手活動を重ねる中で「もっと若い人にも興味を持ってほしい」との思いが生まれてきた。最近ではシャンソンの普及に取り組み、24年には群馬県内の高校でサプライズライブを開催。生徒らにシャンソンの魅力をPRした。

 「シャンソンは3分間のドラマ。心に潤いを与えてくれる。歌詞に込められた思いを感じとってもらえたらうれしい」

 歌い手も聞き手も高齢化するシャンソン界で、“次の世代への橋渡し”という大役を担う。(浜田慎太郎)

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