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【トラノコのかんたんマネー講座】
ミレニアル世代と経済

 近い将来、年間消費額は1兆ドルを大きく突破し、消費額としても最大のシェアを占めるようになると予想されている米国のミレニアル世代。

 米国の家計資産の内、親世代から30兆ドルを引き継ぐこの世代の占める割合は、2015年の4%から、30年には16%を超えると試算され、フィンテック企業だけでなく、大手金融機関にとっても戦略的重要性がますます増しています。

 フィンテック企業がこの世代を対象に生み出した代表的な例が、買い物の端数分を投資に充てる少額投資サービス。ミレニアル世代の間で急速に成長し、利用者は数百万人に広がっています。他にも貯蓄をより容易にさせるものや自動的に株の個別銘柄投資をするものなど、個人資産の運用・管理のためのさまざまなアプリサービスが生まれています。

 大手金融機関のJPモルガンもこの世代に向け、スマートフォンで容易に自分の資産を管理できるモバイルバンキング・アプリを今年7月に米国全土で提供を始めています。

 新たな経済の主役であるミレニアル世代を取り込もうとする競争は米国を皮切りに、人口増加の見込まれる国や地域へも広がっています。

 (トラノテック取締役 藤井亮助)

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