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ビール攻防、PB戦略で差 猛追のキリンは生産量上積み、アサヒは付加価値を優先

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ビール攻防、PB戦略で差 猛追のキリンは生産量上積み、アサヒは付加価値を優先

 国内ビール類市場で、首位アサヒビールを2位のキリンビールが急追する中、アサヒグループホールディングス(HD)の小路(こうじ)明善社長、キリンHDの磯崎功典(よしのり)社長は4日までにそれぞれ、産経新聞の取材に応じた。磯崎氏は「一本一本を消費者に届けていく」と語る一方、小路氏は「絶対に首位は渡さない」と警戒感を強める。プライベートブランド(PB、自主企画)への対応で両社の戦略の違いは鮮明で、今年後半の競争はさらに過熱しそうだ。

 国内のビール類シェアで平成13年以降は21年に1度キリンが逆転したものの、それ以外はアサヒが首位。特にここ数年はその差を広げてきた。昨年はアサヒ39・1%に対し、キリンが31・8%で、差は7・3ポイントまで広がった。

 その流れが今年前半に大きく変わった。アサヒの上期(1~6月)課税出荷量が前年同期比8・4%減だったのに対し、キリンは3・3%の増加。結果、上期のシェアの差は3・6ポイントに縮まり、7月末までの業界推計ではさらに圧縮したとみられ、首位交代の可能性もささやかれる。

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