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金融庁の遠藤俊英長官、「スルガ銀 相当の対応する」 地銀、対話中心の検査・監督

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金融庁の遠藤俊英長官、「スルガ銀 相当の対応する」 地銀、対話中心の検査・監督

就任インタビューに答える遠藤俊英金融庁長官=3日、東京都千代田区(飯田英男撮影) 就任インタビューに答える遠藤俊英金融庁長官=3日、東京都千代田区(飯田英男撮影)

 7月に就任した金融庁の遠藤俊英長官が3日、産経新聞のインタビューに応じ、不適切融資が発覚したスルガ銀行への処分について「リスク管理を怠ってきた結果で、管理体制、企業統治の緩みが原因だ。相応の対応をする」と述べた。金融庁はスルガ銀に対し検査を実施しており、外部弁護士で構成する第三者委員会の調査結果公表後にも厳しい処分を下す見通しだ。

 遠藤氏は、スルガ銀について「最初は個人向けローンで成功したが、差別化を図る中で、新しいビジネスへのリスクに対して立ち止まって検討すべきだった」と指摘。融資について「顧客本位の業務運営でなく、自分本位の業務運営になっている。長続きしない」として、ビジネスモデルの転換を求めた。

 少子高齢化や日銀の超低金利政策により、経営環境が厳しい地方銀行については、「顧客企業の問題を洗い出して、アドバイスをする総合コンサルタントのような事業を行わないと地域金融機関の意義はなくなる」との認識を示した。その上で、金融庁としては、「金融機関の経営判断を尊重し、対話中心の検査・監督を行っていく」と強調した。

 また、地銀では担保、保証に依存する貸し出しが依然多いが、「依存しない数字(融資件数)が徐々に出ることが望ましいが、それだけで経営体制を判断しない」とした。

 公正取引委員会が容認したふくおかフィナンシャルグループ(FFG)と長崎県を地盤とする十八銀行の経営統合については、顧客企業に他の金融機関に借り換えてもらう債権譲渡が条件となったが、今後の地銀再編に関しては「独占禁止法に触れないようにするために、どういった形がいいのか議論になると思う」と述べた。

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