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動かぬ円相場、株価に重し 米国1強…為替市場の「蚊帳の外」に 日銀政策修正も影響

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動かぬ円相場、株価に重し 米国1強…為替市場の「蚊帳の外」に 日銀政策修正も影響

 8月の外国為替市場における“動かぬ円”が東京株式市場の上値を抑えている。日経平均株価は30日まで8営業日続伸しながら、終値が2万3千円の大台に届かないまま根負けしたように31日、反落した。国際政治・経済の「米国1強」で円取引が盛り上がらないほか、日銀の金融緩和政策修正も相場の硬直を後押ししており、今後の市場動向に影響する可能性がある。

「8連騰で2万3千円に届かないとは…」

 31日の平均株価の終値は前日比4円35銭安の2万2865円15銭。前日までは8営業日も株価が上がるリスク志向が強い局面で、円安が株価を押し上げる流れも期待されたが、結局は円安が進まないまま上値が意識されて反落した。野村証券投資情報部の沢田麻希課長代理は「8連騰で2万3千円に届かないとは」と驚く。

 相場変調は8月から顕在化し始めた。トランプ米政権による中国製品2千億ドル分(約22兆円)の追加関税の税率引き上げ検討や、トルコ通貨のリラ急落、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉での米国とメキシコの先行合意-。いずれも円相場を上下に大きく動かしえる材料だが、円相場の反応は鈍く、ほぼ1ドル=110~111円台の狭い範囲で推移した。

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