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【トラノコのかんたんマネー講座】8月31日(やさい)の日と相場

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【トラノコのかんたんマネー講座】
8月31日(やさい)の日と相場

 夏休みの宿題に追われた記憶をいまだに思い出す8月31日は、「やさい」の日でもあります。

 野菜の価格は天候の変化などによる供給状況で大きく変動します。先月からの猛暑や豪雨などの影響で、今月初旬はキャベツやハクサイの価格が例年比で2倍以上に高騰していましたが、ピークより少しだけ価格が落ち着いてきたようです。健康のためにも、家計のためにも、うれしい動きです。

 売買されるモノの汎用(はんよう)性が高く、値動きが大きいと、そこに相場が成立します。実際に、野菜の値動きの幅に着目し、平成16年12月に主要野菜14品目(ハクサイ、キャベツ、ネギ、レタスなど)の価格を指数とした「野菜先物取引」が開始されました。葉物野菜は日持ちがしないため、食料自給率が38%の日本において珍しく国内生産・国内流通が主流となっています。先物取引による価格安定効果が期待され、世界初の取り組みとして注目された野菜先物でしたが、取引所の合併などもあり19年を最後に上場廃止となりました。残暑厳しい日が続きますが、野菜をしっかりとって、夏バテ対策をしながら、秋を迎えたいところです。(トラノテック取締役 藤井亮助)

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