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ネット証券に軍配 投信運用損益が銀行販売分を上回る

 インターネット証券大手4社は28日、4社で販売した投資信託を購入・保有している顧客のうち約64%で運用益が出ていると発表した。金融庁調査では、国内29の銀行で投信を購入した顧客の半数近くが評価損を抱えている実態が明らかになっており、ネット証券が顧客の運用成果で銀行を上回った格好だ。

 SBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、楽天証券の4社が今年3月末時点における顧客の損益状況を調査。4社から投信を購入した顧客のうち、63・8%で運用益が出ていた。利益の大きさは、購入額の0~10%未満が31・2%、10%~30%未満が22・9%で、30%以上の顧客も9・7%と1割近くいた。

 一方、購入時と比較して評価損が出ている顧客は約36%。損失の大きさは購入額の10%までが30・1%だった。金融庁が6月に公表した大手銀と地銀が対象の調査では、運用損益がマイナスとなった顧客は約46%で、関係者は「顧客層の違いが影響しているのでは」と分析している。

 金融庁は金融機関に投信の運用成績を比較できるような指標の公表を求めており、4社は継続的に公表を実施するとしている。

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