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【経済ななめ読み】
うらやましい「お盆玉」

 「お盆玉」をご存じだろうか。お正月の「お年玉」のお盆版といったところで、お盆休みに子供たちに渡すお小遣いのことだ。専用のポチ袋が売られるようになったこともあって、ここ数年で認知度が上がった。お盆玉という言葉自体は、ポチ袋を売り出した紙製品メーカーが作った造語だそうだ。

 ただ、ルーツは意外に古い。江戸時代に東北地方の一部で、お盆に商店主が奉公人に着物や履物などを渡していた風習が起源とされる。住み込みで働き、盆と正月にしか実家に帰ることができない奉公人の子供たちが帰省する際に「盆玉」と呼んで渡していたのが、昭和初期に小遣いに変わったという。

 三井住友カードが小学生の親280人を対象に行った調査によると、子供の3人に1人(37%)がお盆玉をもらっていて、平均金額は9345円。お年玉の半分程度なのは、お盆玉をくれるのが、久しぶりに会った孫の喜ぶ顔が見たいという祖父母らに限られているからのようだ。

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