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【米中貿易摩擦】事務レベル協議、進展なく終了 知財問題は平行線か

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【米中貿易摩擦】
事務レベル協議、進展なく終了 知財問題は平行線か

 【ワシントン=塩原永久】米国と中国の両政府による事務レベルの貿易協議が23日、米首都ワシントンで2日間の日程を終えて閉幕した。中国の知的財産侵害をめぐる議論は平行線に終わったとみられ、約3カ月ぶりの公式協議に目立った進展はなかった。

 米ホワイトハウスは閉幕後の声明で、「どのように公正で均衡がとれた経済関係を達成するかについて意見交換した」と説明した。声明は中国交渉団の訪米に謝意を示したものの、次回日程の言及はなく、協議が継続するかは見通せない。

 米中両政府は5~6月の閣僚級会合以降、公式協議が途絶えていた。今回は中国から王受文商務次官らが訪米し、マルパス米財務次官と会談。米国側が求めている貿易不均衡の是正や、米企業に対する技術移転の強要などの問題についても議論されたもようだ。

 トランプ米政権は、協議途中の23日未明に160億ドル相当の中国製品に追加関税を課す対中制裁を発動。中国政府も即日、報復関税を実施した。ただ当初予定した2日間の協議日程は、途中で決裂せず消化した。

 中国政府は、トランプ政権が問題視する技術移転の強要などを否定してきた。米政権は中国側に対応を強く迫っており、新たに2千億ドル(約22兆2千億円)相当に対する大規模制裁の検討を進めている。

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