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【米朝首脳会談】トランプ氏との会談で描く金正恩氏の経済青写真…隔離されたリゾート・特区開発で統治資金吸い上げ

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【米朝首脳会談】
トランプ氏との会談で描く金正恩氏の経済青写真…隔離されたリゾート・特区開発で統治資金吸い上げ

 【ソウル=桜井紀雄】米朝首脳会談の準備に忙殺される中、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は“リゾート特区”開発に傾注する姿勢を見せている。外界と隔てた特区での外貨稼ぎを、体制維持を懸けた経済再建の起爆剤にしようとしているとの指摘もある。それを阻む障壁が制裁であり、米国との談判は避けては通れなかったとみられる。

 日本海側の景勝地、元山(ウォンサン)で4日、朝鮮人民軍兵士らを動員し、来年4月までに「元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区」を完工するための決起集会が開かれた。金秀吉(キム・スギル)軍総政治局長が「最高指導者同志が示した課題を貫徹し、勝利に向かって総突撃すべきだ」とげきを飛ばした。

 兵士が土木工事の主力を担うのが北朝鮮の現実だ。

 金正恩氏は5月下旬に同観光地区を視察し、来年4月までの完工を指示。トランプ米大統領が会談中止を通告した直後とみられるが、視察を中断することはなかった。幼少時から元山の別荘で家族と過ごした金正恩氏は、近郊の馬息嶺(マシンリョン)に大規模スキー場を造成させるなど、この地の開発に強い思い入れを見せてきた。

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