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【特派員発】「信頼できない」けど「やめられない」 フェイスブック不祥事 上塚真由

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【特派員発】
「信頼できない」けど「やめられない」 フェイスブック不祥事 上塚真由

 流出問題を受けて4月の米議会で証言したザッカーバーグ氏に対し、「どのように情報流出を防ぐのか何の約束もしなかった」(ディーソンさん)と落胆の声も聞かれる。

 チャクラボーティ氏は「米国での個人情報保護の考えは自主規制を尊重してきたが、IT長者に『正しいこと』を期待する時代は終わったようだ。これからは圧力が必要となるだろう」と話した。

EU・中国は規制強化で攻勢

 FBの個人情報流出問題を受けて注目されるのが、欧州連合(EU)の取り組みだ。5月25日に「世界で最も厳しい」とされる個人情報保護の新たな法律「一般データ保護規則」(GDPR)を施行。専門家の間では、FBなど米IT大手を標的にしているとの見方が広がる。

 GDPRは、商品やサービスをEU内に提供する域外企業も対象だ。企業側がデータ収集時に個人から「明確に」同意を取ることが義務づけられ、域外への持ち出しを原則禁止。違反すれば、最大で世界売上高の4%または、2千万ユーロ(約26億円)のうち高い方を罰金として科す。EUに住む個人がデータを消すよう企業に求めることができる「忘れられる権利」も定めた。

 FBのザッカーバーグ氏は5月の欧州議会で、GDPRと「価値観を共有する」と述べ、取り組みを支持する考えを表明。ただ、利用者への同意が求められる新ルールの下でデータの収集が難しくなれば、大量の個人情報を武器に広告収入を得るFBのビジネスモデルにも影響が出る可能性がある。

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