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【特派員発】「信頼できない」けど「やめられない」 フェイスブック不祥事 上塚真由

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【特派員発】
「信頼できない」けど「やめられない」 フェイスブック不祥事 上塚真由

 FBの株価は、流出問題が米紙などで報じられた直後の3月19日に9%近く急落し、時価総額370億ドル(約3兆9千億円)を失ったが、現在は問題発覚前の水準に回復した。FBが4月25日に発表した18年1~3月期決算では、最終利益が前年同期比63%増の49億8800万ドル(約5400億円)となり、四半期ベースで過去最高益を更新。広告収入が大幅に増えたことが理由で、ビジネス界も、「巨大経済圏」であるFBとの関係を断ち切れない実態が浮き彫りとなった。

 米ハーバード大の学生だったザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が2004年に始めたFB。06年に一般開放すると、わずか2年で利用者1億人を突破し、急成長を続けた。現在は、米国人の成人の約7割が利用しているという。

 ここまで定着した背景には、日本と比べて実名登録に抵抗がない上、多文化社会の米国ではFBを通じて人とつながったり、趣味などのグループに所属したりすることを好む人が多いとされる。「米国は自由競争主義が奨励され、規制よりも、技術革新を優先させてきた傾向にある」(チャクラボーティ氏)という風土も、FBを社会に浸透させた。

 ただ、影響力を増したソーシャルメディアの信頼度はここ数年下がっており、米調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、米国人の約半数が「信頼していない」と回答。とりわけ、FBは16年の大統領選では偽ニュースの温床となったと批判が強まり、「負」の面が色濃くなった。

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