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異なる機能の物流ロボをAIが一体制御 日立が新システム開発、ネット通販拡大で商機

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異なる機能の物流ロボをAIが一体制御 日立が新システム開発、ネット通販拡大で商機

荷分けを効率化するAI技術の実演。自動搬送台車の箱の中をカメラ(写真奥)で撮影し、品物を取り出すアーム(手前)に最適な動きを予め指示する=28日、東京都国分寺市の日立製作所中央研究所(山沢義徳撮影) 荷分けを効率化するAI技術の実演。自動搬送台車の箱の中をカメラ(写真奥)で撮影し、品物を取り出すアーム(手前)に最適な動きを予め指示する=28日、東京都国分寺市の日立製作所中央研究所(山沢義徳撮影)

 日立製作所は28日、異なる機能を持つ複数の物流ロボットを効率的に動かす制御システムを開発したと発表した。品物を運ぶロボと仕分けするロボを人工知能(AI)で一体的に制御し、荷分け作業の時間を38%短縮することに成功。ネット通販の拡大や物流業界の人手不足を商機とみて、電機各社が自動化の取り組みを加速させている。(山沢義徳)

 日立の中央研究所(東京都国分寺市)で同日、実演が行われた。通販業者の倉庫での荷分けを想定。数々の品物を載せて走る自動搬送台車が、仕分けロボの前に来ると減速し、ロボが必要な品を取り分けると、再び加速して走り去った。

 「台車を動かしたまま、スムーズに荷分けできる点が画期的」だと、開発チームの木村宣隆主任研究員は説明する。積んだ品物が作業中に崩れて位置が変わるため、従来のシステムでは台車を止めてからアームで取り分ける必要があった。

 新システムは、積まれた品物の向きや重なり方をカメラで撮影し、アームの動きと台車の最適な速度を同時に指示する仕組み。品物が重なり合った4万枚超の画像をAIに学習させた。

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