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【スルガ銀 ずさん融資問題】営業幹部が審査部門を恫喝 米山社長「増収増益の全社的プレッシャー」 ゆがんだ経営体質 

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【スルガ銀 ずさん融資問題】
営業幹部が審査部門を恫喝 米山社長「増収増益の全社的プレッシャー」 ゆがんだ経営体質 

シェアハウス融資を巡る社内調査結果を公表するスルガ銀行の米山明広社長=15日午後、静岡県沼津市 シェアハウス融資を巡る社内調査結果を公表するスルガ銀行の米山明広社長=15日午後、静岡県沼津市

 女性専用のシェアハウス「かぼちゃの馬車」向けのずさんな融資問題の背景には、融資を手掛けたスルガ銀行の収益至上主義ともいえるゆがんだ経営体質がありそうだ。同行は15日の記者会見で、今回の問題をめぐり営業部門の幹部が審査部門を恫喝(どうかつ)するなど圧力をかけ、審査機能が十分に発揮できていなかったとの認識も示した。経営破綻したスマートデイズと二人三脚で投資ブームをつくり上げたが、経営責任は免れない。

 「増収増益の全社的プレッシャーから営業部門が審査部より優位に立ち、審査機能が発揮できなかった」

 スルガ銀の米山明広社長は同日の会見で、ずさんな融資が行われた理由に関しこう説明した。

 スルガ銀は平成29年3月期連結決算の最終利益が5年連続で過去最高を更新するなど好調を維持してきた。個人向け融資に注力し、不動産については、一般の銀行では融資を受けにくい自営業者や勤続年数の浅い会社員に着目。リスクを取って住宅ローンを貸すことで、高い金利を設定してきた。早い審査も好評で、「大手行で2週間かかる審査を5営業日で終わらせるほど」(地銀関係者)だったという。

 だが、今回の問題では、預金が少ないオーナー候補に対し、スマートデイズが融資の際の書類の預金残高などを不正に水増しして改竄(かいざん)し、審査を通していたことが判明。スルガ銀は、書類の改竄に関し「ある種の割り切り」との意識が行員にあったと指摘した。

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