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米ゼロックスが買収合意破棄 富士フイルムの計画暗礁に

 富士フイルムホールディングス(HD)による米事務機器大手ゼロックスの買収計画が暗礁に乗り上げた。ゼロックスは13日、富士フイルムとの買収合意を破棄したと発表。さらに買収に反対する大株主と再び和解し、大株主が推薦する取締役を受け入れ買収の代替案を検討するとした。一方的に破棄を突きつけられた富士フイルムは訴訟も辞さない徹底抗戦の構えで、買収劇は泥沼化の様相だ。

 富士フイルムは14日発表した声明で、ゼロックスに対し「一方的に契約終了する権利はなく、そのような決断に至ったことには抗議する」と痛烈に批判。その上で「今後、訴訟や損害賠償請求も含めた適切な手段をとっていく」とした。

 ゼロックスが、買収に反対する大株主で米著名投資家のカール・アイカーン氏らと和解するのは2度目。ゼロックスは、合意破棄の理由について、富士フイルムが4月15日までにゼロックスに提出する予定だった富士フイルム傘下の富士ゼロックスの監査済み財務諸表が期限までに提示されなかったことなどを挙げた。

 買収計画を推進してきたゼロックスのジェイコブソン最高経営責任者(CEO)は辞任。他の取締役5人も辞めた。ゼロックス取締役会には、アイカーン氏らが計5人を送り込み、取締役会の過半数を握る。

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