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米国と中国、WTOで非難の応酬 輸入制限「破壊的」

 世界貿易機関(WTO)の加盟国代表が一堂に会する一般理事会が8日、ジュネーブで開かれ、米中両国がWTOルールを巡り非難の応酬となった。中国の張向晨大使は「米国の輸入制限や制裁措置はWTOにとり危険かつ破壊的だ」と強調。シェイ米大使は「多角的貿易システムのルールを守っていないのは中国の方だ」と反論した。

 米中は3、4の両日に北京で貿易交渉を行ったが平行線で終わった。来週にはワシントンで再び協議に臨むが、早くも暗雲が垂れ込めた形だ。

 通商筋によると、張氏はトランプ米政権による鉄鋼とアルミニウムの輸入制限発動、知的財産権侵害を理由とした通商制裁に加え、WTOの紛争処理システムの要で、裁判の上級審に当たる上級委員会の人事を米が阻止し続けていることがWTOにとって打撃になっていると指摘。米国が「上級委の人事を人質にしている」と批判した。(共同)

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